事実:がん患者が炭水化物をとるとその大半が、がん細胞のえさになる。
事実:正常細胞は、グルコース(糖)とケトン体の2種類をエネルギーに変えられるが、がん細胞はグルコース(糖)に100%依存している。
事実:血中のケトン体濃度を2ミリモル以上で維持すれば、ステージ4のがんであっても、がん細胞は増えない。
事実:「がんゲノムアトラス計画」では、あらゆるがんの原因となるような、決定的な遺伝子変異は見つかっていない。
事実:医者は大学時代、栄養学をほとんど学んでいない。
事実:正常細胞は、グルコース(糖)とケトン体の2種類をエネルギーに変えられるが、がん細胞はグルコース(糖)に100%依存している。
事実:人間は、がんの天敵である「ケトン体」を自分で作ることができる。
がんの原因は、「遺伝子変異」か、
それとも「代謝性疾患」か。
それによって、がんへのアプローチが
180度違ってくることを、
あなたは知っていましたか?
といっても、本書の著者、エレン・デイヴィスによれば、
学術分野および腫瘍薬学分野に身を置く人々の多くは、
「がんは、遺伝子の異常により起こる」という考え方に
固執しているといいます。
それは、日本でも同様です。
がんの三大治療である、手術療法、放射線療法、薬物療法の大部分は、
遺伝子変異説に基づいています。
またすべてが、がんを攻撃する
対症療法という点でも共通しています。
いっぽうの「代謝異常説」。
初めて耳にしたという人も多いかもしれません。
代謝とは、食べたものをエネルギーに変換すること。
がん細胞は正常細胞に比べて、
ミトコンドリアで行われる呼吸によって
エネルギーを産生する能力が劣っていることがわかっています。
つまり、人体の正常な細胞が行っている呼吸が行われなくなり、
代わりに糖の発酵によってエネルギーを産生しているのです。
この「代謝異常説」は、ノーベル賞を受賞した
生化学者オットー・ワールブルク博士が、
今から90年以上も前の1928年に論文で発表しています。
でも、その違いが、
がん治療や予防にどう関係するのでしょうか?
がん細胞は、酸素があってもエネルギー源として
グルコース(糖)に依存していますが、正常細胞は、
代謝に複数のエネルギー源を使うことができます。
正常細胞は、いわばハイブリッドエンジン。
肝臓にグルコースがあるときには
グルコースをエネルギー源としますが、
血糖値が下がってくると、脂肪酸が肝臓で分解されて
ケトン体と呼ばれる物質になり、
それをエネルギー源として活用できるのです。
そうなんです。
もしワールブルク博士が提唱するように、
がんが代謝性疾患であれば、食事によって代謝回路を、
グルコースを燃やすグルコジェニックモードから、
ケトン体を燃やすケトジェニックモードに切り替えることで、
がんの改善や予防が可能だということ。
お茶の水健康長寿クリニック院長で、
医学博士の白澤卓二先生によると、
あらゆるがんの中でも、最も悪性度が高いことで知られている
悪性グリオーマの患者3人にケトジェニック食療法を試みたところ、
3人ともがんの進行が止まったという事例があるといいます。
がん細胞は、ケトン体をエネルギー源として活用できないため、
ケトジェニック食を続ける限り、2年でも、3年でも患者が
死なないことが確認されているのです。
遺伝子変異説に基づいた現在のがんの三大治療が、
切除したり、放射線や抗がん剤で叩いたりといった
攻撃する治療法であるとするならば、
代謝異常説に基づいたケトジェニック食療法は、
がんを兵糧攻めするようなものといえるでしょう。
がん細胞のエネルギー源を断つことで、
がんの進行を抑えることを可能にするのです。
日本人の2人に1人ががんになり、
3人に1人ががんで死亡する時代。
がんが生活習慣病なのであれば、
仮にがんを切除したとしても、高い確率で再発することになります。
3人に1人ががんで死亡するという数字自体が、
対症療法の限界を示しているといえるのかもしれません。
本書の中でも、がん治療のために今まで開発されてきた
治療の大部分は遺伝子変異説に基づいており、
毒性が強く、高価で、しかも腫瘍細胞の拡大
あるいは転移を食い止める効果はほとんどなく、
治療が主な原因となって死亡するがん患者も
少なくない点を強調しています。
それに加えて、著者のエレン・デイヴィスは、
実際、全世界が協力して行った
「がんゲノムアトラス計画」であきらかになったこととして、
数百万ものランダムな遺伝子変異が、
それぞれのがんと関連して起こっていること、
そしてこれらの変異には、「これががんの特徴だ」
と言えるような共通のパターンはない
という結論だったことを指摘しています。
ボストン大学教授のトーマス・サイフリッド博士も、
次のように主張しています。
「がん研究者たちが強い関心を持っている遺伝子マーカーは、
がん細胞で起こっている代謝異常の結果として生じたものだ」
あなたは不思議だと思いませんか。
今から90年以上前にワールブルク博士が、
「がんはミトコンドリアに異常が生じ、
呼吸の障害が起こった細胞ががんになる」ことを
論文で発表したにもかかわらず、
なぜ遺伝子変異説が主流になっていったのか?
「がんゲノムアトラス計画」で
あらゆるがんの原因となるような、
決定的な遺伝子変異が見つからなかったにもかかわらず、
なぜ製薬会社は1000億円以上の資金を投入して、
遺伝子変異説に基づいた新薬の開発を続けるのか?
がんが、ミトコンドリアの代謝異常に
起因する疾患であることを示すエビデンスが
増えているにもかかわらず、
なぜ腫瘍薬学分野の権威の多くが
遺伝子変異説に固執しつづけるのか?
がんゲノム医療に関しては、
テレビや新聞などで頻繁に報道されるのに、
なぜ「代謝異常説」はまったく取り上げられないのか?
「変異して異常となった遺伝子を含んでいるはずの
腫瘍細胞の核を、正常なミトコンドリアをもつ健全な
細胞に移植しても、その細胞ががん化することはない。
反対に、損傷を受けたミトコンドリアを含む細胞質を、
正常な核内遺伝子をもつ細胞に注入すると、
その細胞はがん細胞へと変化し始める」
と、ワールブルク博士の説を受け継いだ
サイフリッド博士が、主張しているにもかかわらず、、、
抗がん剤の投与をはじめた副作用で
食欲をなくしたがん患者に対して、
医者の多くは、アイスクリームや
甘いフルーツなど食べられるものでいいので
できるだけ食べるようにとアドバイスします。
抗がん剤で食欲がなくなった患者が
体に取り入れたそれら炭水化物が、
せっかく攻撃したがん細胞のえさになってしまうというパラドックス。
その矛盾に、いったいどれだけの医者が気付いているのでしょうか。
それともその矛盾を知りながら、隠しているのでしょうか。
あきらめているのでしょうか。
がん細胞のエネルギー源を断ち、
がんを兵糧攻めにすることで、
病期の進行を抑えることを可能にする
代謝異常説に基づいた「ケトジェニック食療法」の
現状について、本書では以下のように述べています。
「2016年の段階で、人間を対象にした研究に
基づくエビデンスはまだ少なく、この食事法の
有効性についてというよりも、研究資金はどこから得られ、
承認はどう受けたかに関するものにとどまっている・・・」
がんの問題が、「食事」で解決するのであれば、
製薬会社や医者には何のメリットもないと
判断しているのだとしたら、、、
あなたは、どう思いますか?
まず、本を手に取り実践してみてください。
購入日より90日間以内に商品を返品頂ければ、代金を全額返金いたします。
ですので、あなたに金銭的リスクは1円もありません。
まずは90日間、Fight Cancer with a Ketogenic Diet(ファイトキャンサー)を
じっくりお楽しみ頂ければと思います。