1日しっかりと睡眠をとったのに、頭の疲れが取れない、
昼間に仕事をしていても集中力が続かない、
といった「脳」に関する悩み。
それと食べ物などの消化器官である「腸」に、
いったい何の関係があるんだ、とあなたは思いますか?
でも、少し考えると、不思議ではないことに気づきます。
たとえば緊張するとおなかの調子が悪くなるなんていう経験は、
誰にでもあるのではないでしょうか?
英語で腸は“Gut”と言いますが、“Gut feeling”は「直感」と
訳されますし、日本語にも、「腹が立つ」「腑に落ちる」
「腹が黒い」「腹の虫がおさまらない」などの多くの表現があります。
古代から人間は、
“腸と脳がつながっている”ことを、体験的に知っていたのかもしれません。
最近の研究でとくに注目されているものに、
リーキーガット症候群があります。リーキーガット、直訳すると、
“腸の漏れ”によって起きる体のトラブルのことです。
腸の壁の粘膜に穴があいたり、傷ついたりして、
腸内にある未消化の食べ物や毒素が血管に漏れでてしまう症状なのですが、
ドイツの研究機関の調査では、成人の70%が程度の差はあれ、
こういう症状になっているといいます。
肌荒れ、下痢、便秘から花粉症などのアレルギー反応、
関節炎などだけでなく、
認知機能を低下させることもわかってきているのです。
認知機能に関しては、高齢者の認知症やアルツハイマー病の話だけでなく、
20~30代に関しても、仕事の集中力に影響を与えている可能性が高いので、
決して他人事ではないということが、
わかっていただけるのではないでしょうか。
腸の健康こそが、本当の意味での
健康であるといってもいいかもしれません。
紀元前5~4世紀の古代ギリシャを代表する医学者
ヒポクラテスも、こういう言葉を残しています。
「すべての病気は“腸”からはじまる」
それはつまり、食べるものが、病気を作るということ。
何を食べるか、どのように食べるかが、
私たちの健康を支配しているということなのです。
何を食べるかということで言えば、
誰もが無条件に受け入れている健康常識があります。
その代表的なものが、「植物は健康的な食事の基礎である」というもの。
コンビニの棚を見ても、“1日に必要な野菜の栄養が摂れる”
といったうたい文句で何種類もの野菜ジュースが並んでいます。
もちろん、本書の著者、スティーブン・R・ガンドリー博士も
その事実には賛同しています。
ところが、ガンドリー博士には、
どうしても理解できないことがありました。
心臓外科医である彼のもとに訪れる患者の多くが、
ヘルシーフードを食べ続けていたにもかかわらず、
心臓の冠状動脈に動脈硬化病変を
起こしていたのです。
米国でヘルシーフードの代表は
全粒粉、オーガニック野菜、未精製穀物です。
そんな健康的な食生活を送っているはずの菜食主義者が、
まさしく彼の病院へ患者としてやってきたのです。
ガンドリー博士のもとを訪れる患者は、全粒小麦のベーグル、
無脂肪のクリームチーズ、白身のオムレツなどを好み、
脂肪を毛嫌いしている人たちです。
なのに、いったいどうして???
原因につながるものが何かあるに違いないという
仮説を頼りに様々な角度から検証した結果、
彼らには、関節炎、胃酸過多、骨粗しょう症、
うつ病、甲状腺機能低下症などの病気を併発し、
コレステロールを下げるスタチンを服用している
共通点があることに気づいたのです。
そこで注目したのがレクチンという成分でした。
レクチンはすべての植物に含まれていますが、
極度にレクチン含量の高い食材が
“健康食”として、もてはやされているという現実がそこにあったのです。
信じられないかもしれませんが、
ガンドリー博士によると、
大豆、トマト、カボチャ、ピーマン、豆腐、全粒穀物、玄米、
低脂肪乳製品、植物油などは、
体によいどころか、害になる食品だというのです。
そんなの嘘だ、デタラメだと反発する声が聞こえてきそうですね、、、
植物がこの地球上に現れたのははるか昔、4億5000万年前。
昆虫が現れる9000年も前の時代です。
こうした捕食者が生まれるまで、
植物にとって地上は、まさに楽園と言えるものだったに違いありません。
逃げたり、隠れたり、闘ったりする必要もない。
平和に成長し、葉を茂らせ、
次世代へとつながる種も心置きなく作ることができた。
でも、そんな時代は永遠とは続きませんでした。
昆虫と他の動物(やがては私たちの祖先である霊長類)が現れると、
サバイバル戦争の幕開けです。
植物にとっては、食べられたくないのは、やまやまだったでしょうが、
動けない植物には、なすすべもありません。
でも、そんな理不尽な状況も、
また自然の次なる奇跡を呼ぶことになります。
保護色や不快な質感を帯びたり、樹脂や樹液で動物をからめとったり、
砂や土の塊で防護壁を作ったり、ココナッツのように外皮を固くしたり。
植物は、人間を含むあらゆる動物からわが身を、
少なくとも種を守るために、様々な防衛戦略を進化させていきました。
そういった進化の中で、すべての植物が獲得した自己防衛手段、
それがレクチンだったのです。
人間などの植物捕食者は植物を食べたいと
思っているけれど、
植物の方はもちろん食べられたくないわけで、
私たち人間にそれを責める資格はありません。
生き物の常として、植物といえど彼らの本能が、種の保存、
次世代の繁殖にあるのは当然です。
この目的のため、植物は自らと子孫を捕食者から守ろうとし、
レクチンという賢く大胆な方法を編み出したというわけです。
ガンドリー博士は言います。
「命を支えてくれる当の野菜や果物が、同時に有害な物質をも宿している。
私たちは、このパラドックスから数千年も目をそらしてきた」
人類は何万年も前から
植物を食べ続けてきたはずです。
なのになぜ、今、
これほどレクチンから有害な影響を受けているのでしょうか?
その疑問に対して、ガンドリー博士は答えます。
昔の人は、植物の中でレクチンが多いものと、少ないものを
経験的に学ぶことで、
比較的にレクチンが少ないものを選んで食べていたこと。
レクチンを低減するために、果物は熟してから食べたり、
種は食べずに残したり、皮をむいたり、加熱したり、
発酵させたりすることで、
毒素の影響を最小限にする工夫をしていたからだと。
アジアでは玄米を精白して白米にします。
ヨーロッパでも小麦を精白しています。
元々は食材を長期に保存するためのアイデアだったのかもしれませんが、
日本人のソウルフードともいえる納豆は、大豆を発酵させたものです。
完全に発酵させると、レクチンは分解されて無害化するのです。
世界各地で受け継がれている伝統的な調理法には、
レクチンの毒素を軽減し、消化しやすくするものが多いと、
ガンドリー博士は指摘しています。
それは決して偶然などではなく、人類が長い歴史のなかで培った
知恵なのかもしれません。
ところが1950年代以降、私たち人類は、
それまで一度たりとも経験したことがない食生活の変化に直面しています。
それが加工食品であり、
遺伝子組み換え作物です。
何百万年もの長い歴史のなかで、
人類は99.9%以上の期間、自然のものを食べてきました。
加工食品、遺伝子組み換え作物は、
人類に安定的な食糧供給を実現する大きな役割を果たしましたが、
皮肉なことに、それによって新たなレクチンを出現させるという
パラドックスに、またもや陥っていってしまったのです。
しかも、さらに深刻なのが、レクチンの影響が、
肉や乳製品にまで及んでいること。
あなたは、牛が自然にトウモロコシや大豆を
食べようとしないことを知っていますか?
レクチンをたっぷり含んだそれらを食べると、
ひどい胸やけや飲み込むときに痛みをもたらすので、
牛は食べるのをやめてしまいます。
いっぽう、そのレクチンは、草よりもはるかに効率よく牛を太らせ、
肉を霜降りにするのです。
そこで酪農家は、肥育のためにこうした飼料を食べ続けさせようと、
人間が飲む胃薬に含まれる成分と同じ、
炭酸カルシウムを餌に配合することで、強制的に食べさせているのです。
世界中で生産される炭酸カルシウムの半分は、
牛の胸焼け止めに使われているといいます。
ある意味、牛はレクチンの最大の被害者といえるのです。
それに加えて、遺伝子組み換え食品です。
トウモロコシや大豆などは虫が食べないようにレクチン含有量を
意図的に多くしています。
それらが家畜のえさになっているわけですから、事態はより深刻です。
仮に私たちが遺伝子組み換え食品を避けたとしても、
それを餌にしている牛の肉を食べ、牛乳を飲んでいるのであれば、
まったく意味がありません。
効率化を極限まで追求し、自然を操作しようとする
人間の神をも恐れぬ行為が、
レクチンの逆襲という形で、私たちの健康に
新たな脅威をもたらしているのです。
では、どうすればいいのか?
そこで本書、『30日で腸がよみがえる食事術、
ザ・プラントパラドックス・クイックアンドイージー』の登場です。
あなたは、不健康な食生活を長年続けてきたことで
ダメージを受け、傷ついている腸が、
わずか30日間で回復するなんて信じられませんか?
でも、あなたの細胞は、毎日生まれ変わっているのです。
私たちの体は、常に変化しています。毎日少しずつ生まれ変わっています。
90日で人間の細胞の90%に新陳代謝が起きているのです。
腸粘膜に関していえば、再生するのにかかるのは、わずか2~3日!
本書のプラントパラドックスプログラムの30日間というのは、
あなたの腸の健康を取り戻すのに充分な期間であることが
お分かりいただけると思います。
プラントパラドックスの30日間プログラムは、
人間の細胞更新速度をもとに考案された
れっきとした食事療法プログラムなのです。
実際、心臓外科医であるガンドリー博士は、
手術が必要な患者にプラントパラドックスプログラムの指導をすることで、
食事だけで何百人もの人たちが、
手術することなく症状が大きく改善したり、
消失したりすることで健康的な体を取り戻しているのです。
それは心臓病の患者だけでなく、
糖尿病や自己免疫疾患、
消化器系疾患を診断された人にも有効であることが証明され、
たくさんの患者がこうした病気を克服して、
苦しみから解放された生活を送っています。
もちろん、ガンドリー博士自身も、
自らが開発したプログラムを実践することで、
体重を30キロ落とし、高血圧、片頭痛、関節炎、
高コレステロール、インスリン抵抗性という症状を改善しています。
このようにプラントパラドックスプログラムを実践して
問題を解決した人は、数千人に上ります。
腸内にいる100兆から1000兆個の
微生物たち(腸内細菌叢)が健康になることで、
手術が必要だと診断された患者さえ回復したのです。
レクチンを除く食事に変えるだけで
その力を最大限に引き出すことが可能なのです。
そんな人間の自己治癒力の偉大さが
あなた自身にもあるのです。
すごいことだと思いませんか?
“ガンドリー博士と同様に、
私も「腸」という器官の重要性に注目しています。
ウィズコロナという言葉が定着してきているように、
ウイルスを絶滅させることは不可能であり、
共存していくしかない状況のなかで、私たちができることは
免疫力を高めることしかないといっても過言ではありません。
その免疫力のカギとなる器官が、「腸」なのです。
免疫をつかさどっているリンパ球の70%が腸の壁にいるといわれています。
ですから、腸がうまく機能していないと
このリンパ球がしっかり機能できない。
リンパ球はみなさんの腸にあるバイエル板というところで、
いかなる抗原に抵抗したらいいか、攻撃したらいいか
ということを勉強しています。
つまり腸の状態が悪くなると、
骨髄でできたリンパ球がここで教育されないために
ちゃんと機能せずに、免疫力が低下するということになる。
免疫能を保つためには、
この「腸」の健康をいかに保っていくかということが
非常に重要になるわけです。”
1つは、これまでどおり、レクチンのことは無視して、
マスメディアの健康情報をたよりに、自分の気が向いたものをいたずらに
取り入れてみては、三日坊主を繰り返し、出会うことがない
「自分を変える健康法」を探し続ける道。
毎日ランチを食べた後には
眠気が襲い、仕事に集中できなくても、自分だけではない、
誰もが同じなんだと開き直って、気がつくと、
あっというまに定時になり、あっというまに1週間が過ぎ、
あっというまに1年が終わる。何も変わらない人生。
そして、もう一つは、レクチンを除いた食事を
とりあえず試してみて、体調がどのように変化するかを確認し、
レクチンフリーの食事を継続するかどうかを判断する道。
ランチで炭水化物を取らないことで、午後の仕事でも
眠気を全く感じずに集中できることを体感する。
効果を感じたのでさらに欲が出て、レクチンフリーの
プラントパラドックスプログラムに本格的に取り組み、
腸内細菌叢のポテンシャルを最大限に引き出して、
免疫力も高め、健康と仕事のパフォーマンスの
両方を手に入れる人生。
あなたは、どちらの道を選びますか?
もし、この本を読んで役に立たなければ無条件で全額返金します。
電話1本、メール1通を頂ければ直ぐに対応します。
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“あなたの健康課題を解決できる本はどれか?”
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もちろん、そこでの出会いも素晴らしいものです。
しかし、私たちIMK Booksは、それ以上の体験価値をあなたへお届けすることをお約束します。私たちは、出版社ではなくエデュテイメントカンパニーを目指します。
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IMK Booksは“新しい自分に出会える”体験をあなたへお届けする会社です。
夜7時、ニューヨークの街は寝静まる気配すらない。
この日は雨が降っていて、傘から見える視界を頼りに足早に目的地へと向かう。雨のニューヨークは、どこか寂しそうで、少しセピアで暖かさに包まれていた。
カップケーキを買いに行く途中に、
雨宿りがてら偶然通りかかった本屋に入ることにした。
そこで私は大きな衝撃を受けた。いつも通り本屋へ入る感覚で、お店に入ったのが間違えだったのかもしれない。
目の前に広がるのは、まるで美術館に並ぶ絵画。日本の本屋で見たことの無いくらい美しくクールなデザインの本ばかり。
色使いや文字の配置、フォント、どれをとっても日本とは大違い。そして、私はこの衝撃的な出会いを機に1つの答えにたどり着いた。
私たちの本は、ニューヨークの本屋に並ぶ本のように書斎やリビングで飾りたくなるデザインにしようと。読み物としての側面と、アートとしての側面を持たせようと。
そのため、私たちIMK Booksが出す本の表紙には必要最低限の日本語しか載せないという大胆な決断をしました。
デザインだけではないです。
本の紙質にも大変こだわりました。
海外の書店に行くたびに本を触りました。
その本は、まるで生まれたばかりの赤ん坊のように希望に満ちて、歴史を刻もうという気概を感じ、良い意味で雑で、だけど力強く呼吸をしているように感じました。
日本にある表紙はハードカバーで紙も真っ白で硬い本とは全く別物。
私たちIMK Booksの本は、帯もついていなければカバーもない。そして、中身の紙も真っ白ではなく藁半紙のように手に馴染む紙を選びました。
きっと躊躇なくマーカーを引いたり、メモを書いたりできるはずです。
本は手にとった人によって表情を変えるものなんだ、という私たちからのメッセージです。